【前回の記事を読む】誰かにだいぶ惚れていた亡き妻…浮気を疑い続ける夫はデパートの店長を探すその週の金曜日も、達郎は横浜のマンションに戻ってきた。誰もいない部屋に灯をつけた。リビングルームに入ると、酒を飲もうと、サイドボードを開けた。ところが、そこには酒が一本も置かれていなかった。仕方がないので、押し入れを開けた。そこには、もらい物の酒が封を切らずに、二、三本しまわれているはずだった。案の定、洋酒…
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