【前回の記事を読む】目標を達成する人には、"6つの要因"がある。——『読後ガイド』で要点を簡潔に解説! 共通する特性を見つける手がかりに…
読後ガイド 目標達成の6つの要因
目標達成の要因3──思考
⑥メタ認知思考
自分の思考や感情のクセを冷静に見つめ、必要に応じて軌道修正する力。謙虚さと客観性を持って自己防衛本能を抑え、自分の限界と向き合う覚悟が求められる。
⑦仮説思考
完全な正解を求めて立ち止まるのではなく、「まず試す→振り返る→修正する」のサイクルを繰り返す。柔軟性とスピードで前進を図る、実践的な思考スタイル。
⑧目標達成思考
明確なゴールから逆算して行動計画を立て、困難にも粘り強く挑む。目標への一貫した集中力と自己管理力が、達成の鍵を握る。
※ 本分類は、Bandura, A.(1986)の社会的認知理論を参考に、著者が「目標達成」に資する思考特性に着目して独自に構成したものです。
目標達成の要因4──態度
一般には、態度とは「物事に対する感情や思考が言動に表れたもの」とされます。目標達成の観点からは、「行動に向き合う際の心構え」と言えるでしょう。
著者は特に、責任ある態度・積極的な態度・協調的な態度・自律的な態度に着目し、目標達成人に共通する特性を明らかにしようと試みました。
①責任ある態度
自分の目標の達成に向けて、最後まで一所懸命にやり抜こうとする心構え
②積極的な態度
前向きに挑戦しよう、変革しよう、成長しようとする心構え
③協調的な態度
周囲と良好な人間関係を築き、協力し合おうとする心構え
④自律的な態度
自己統制し、集団秩序を維持しようとする心構え
※ 本分類は、楠田丘が考案した人事考課の情意考課をベースとしています。