魏使が上陸した「末盧国」──現在の松浦半島──の首根っこには、縄文水田として知られる菜畑遺跡がある。「東南陸行五百里」その末盧国から次の目的地「伊都国」に向かう。「王有るも、皆女王国に統属す」と記されているように、糸島半島には「邪馬台国時代」に先行して、金属器文明が侵略してくる前の時代に、今山の石斧工房跡や志登支石墓群が示すように権力の中心があったと推測される。次に、「東南百里、奴國に至る」こ…
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小説『アフターメッセージ』【新連載】北部 祐和
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