稲の穂の稔り重たく手にふるる この幸ひを思ひみるべし

 

垂穂田に朝々結ぶ白露を よしと見る間も兵は戦ふ

 

西風にし落ちていよいよかすけきゆふ明り 鉄材積むとひびき合ふ音