牛乳飲めたよ

先生が

「がくとくん、むりしなくていいんだよ。でもみんなおうえんしてくれたから、ここまでがんばれたんだねー」

と言った。

がくとくんは声を出してないていた。みんなに出来て、がくとくんには出来ないって、がくとくん、くやしいだろうなぁ。

ぼくはがくとくんに言った。

「がくとくん、牛にゅうね、きらいだったら、ドーナツ食べてから飲むといいよ! お口の中のドーナツを牛にゅうがいっしょにおなかにつれて行ってくれるから! お口の中のドーナツと牛にゅうってね、本当になかよしなんだよ! オレンジジュースじゃむりなんだよ! ぜったいに牛にゅうが美味しいから飲んでみて!」

と言うと、がくとくんはなみだをふきながら、ドーナツを食べた。そら組のみんながじっと見ていた。

がくとくんはドーナツを何回かかんだ後、牛にゅうを少し飲んだ。

「……ホントだ! なかよし……美味しい!」

って言った。

そら組のみんなは

「やったー!」

「がくとくんが牛にゅう飲んだ!」

「すごいねー」

と自分のことみたいによろこんでいた。

先生も

「すごいね! がくとくん! がんばったね! すごいね!」

と言ってなきそうになっている。がくとくんはうれしそうにして、ドーナツ食べて、牛にゅう飲んで、とくりかえして、全部飲んじゃった!