言志四録曰く。
『悪とは偏りであり、善とは中である』と書かれていた記憶がある。
確かに過去と現在は変えられないし、親から受けた影響からはなかなか抜け出せないが、しかし、未来は変えることは出来る。そう、現在は過去の積み重ねで出来ている。
ならば、一秒先の未来のために積み重ねていくしかない。
未来を変える話で少し宗教的な話になる。
深見東州氏の本に書かれていたことだが、徳と劫の話をすると、善行を施すと徳となる。逆に悪行を行うと劫となる。まあ、簡単に言うとこうである。
人に善いことをすると徳が積まれて自分に運は添えられる。
人に悪いことをすると劫が積まれて自分に不運なことが起こる。
つまりは、善行悪行はお天道様がすべて見ていますということである。難しくいうと『天網恢恢疎にして漏らさず』である。
未来を変えたいと思うのであれば、善行を施すのが一番なのだがここで注意して欲しいことがある。それは、善行を偽善で行ってはいけないことである。
表向きは善行でも、心の中で「人を助けたのだからこれで天国にいける」なんて考えてニコニコしながら人を助けてはいけない。あくまで人のためを思って行うことで徳が積まれる。
また、人とは自分も含まれている。自分も助けることが必要だ。
未来を変えたいのであれば、とりあえず大きな目標を作り自分自身を向上させ人に益する行為を行うこと。環境に流されず己を主にして結果は天に任せて進むしかない、自助論にも書かれている、天は自ら助くる者を助くと。現在の僕も親からの影響で苦しんでいるが、未来は変えられると信じて出来ることから一つ一つ積み上げている最中である。