ワンポイント解説

介護保険サービスの利用について

終末期にある高齢者は介護サービスが必要な状態になることがよくあります。例えば身の回りのことができずにホームヘルパーに来てもらったり、状態の悪化に伴って訪問看護サービスが必要になったりさまざまな介護サービスの必要性が生じます。介護保険の存在により、そういた介護サービスが少ない自己負担で利用できます。その具体的な利用法は他書にゆずりますが、各個人に合ったサービスを選択する役割の人がケアマネジャー(介護支援専門員)と呼ばれる人たちです。

拘縮(こうしゅく)

寝たきりや長期間体を動かさないことによって、筋肉や皮膚など関節周囲の軟部組織が伸縮性を失って固くなり、その結果、関節の動きが悪くなる状態のことをいう。拘縮を起こすと、手足の関節を動かすときに痛みが出たり、また介護する側にとっても介護負担が増えることがある。日々関節を動かすストレッチ運動をしながら、拘縮予防をすることが重要。