想いはカタチにする
独立をする前に、先輩スタッフから「独立しても同じことで失敗し悩み続けていては、逃げただけと思われてしまう」と言われました。 実際、仕事を辞めたことに対して何と思われようと構わないのですが、学生時代から現在に至るまで親身になってサポートしてくれる人は常にいて、そんな方々が気にかけてくださった時間と想いを無駄にしたくないと強く想っています。
そこで独立にあたって私は理念を掲げることにしました。
「ひとりひとりが持つ魅力を、隣の人へ分け与え、ひとりひとりが自分を好きでいられる社会を作ること」
人生の様々な出来事から学べること・経験できることは、とてもかけがえのない貴重なものであり、その人にしかない魅力の一つとなります。
関わった方々が得た気づきや学びを、その人だけが持つ魅力として隣の人へ伝え、分け与えていく。そんなひとりひとりが自分を好きと言える、循環のある社会の構築を目指していくことを、理念として掲げ活動をしています。
そんな理念のもと取り組んでいる活動は大きく三つあります。
・ナルコレプシーの啓発
ナルコレプシーの啓発活動は、本書の冒頭でも述べたように、私のライフワークの一つとなっています。本等の出版、セミナー講師としての講演活動、メディア出演等です。最初の自費出版がきっかけとなり、個人での啓発活動が始まりました。出版を知ったWebメディアの方から取材依頼をいただき、その記事を読んだ方からTV番組に出演・取材依頼、さらにセミナーでの講師依頼もいただくようになり、次のステップ、次のステップへとつながっていきました。他にもYouTubeチャンネルを開設して、気ままに情報発信をしています。
私の啓発活動には少しだけこだわりがあります。それは肩の力を抜いてやること。これまで、病気を意識するあまり、心と身体がボロボロになることがありました。もっと楽しみながら向き合うというのも悪くないだろうと思い、やりたい時にやりたいことをするようにしています。