学校は3時過ぎに終わる

学校は午前9時前後に始まり、午後3時ごろ終わる。1コマの授業時間は60分や90分など学校によってまちまちで、時間帯によって長さが違うこともある。

日課の編成は様々だ。2コマ続きで授業をしたり、1コマを分割してローテーションで活動したりするなど、子どもたちの午前中にモーニングティーと呼ばれる比較的長めの休み時間がある。

この時間に生徒は持参したおやつや軽食を食べる。ランチを食べてもかまわない。ランチタイムは日本に比べると遅めなので、待ちきれない生徒も多いためだ。おなかの空き具合は個人によって異なるという考えが前提にあるのかもしれない。

ランチのあとは授業が1コマか2コマあり、最後の授業が終わるとすぐ下校となる。帰りのホームルームなどはやらない。状態や教師の考え方により、自由に行われている。

 

朝の出席確認や連絡は、小学校ではクラスごとに担任が行う。ハイスクールもホームルームで行うが、1時間目の授業担当が行うこともある。

欠席の連絡は基本的に家庭から学校の事務室に電話やメールで直接伝えられ、出欠の管理はアドミニストレーションが担っている。

アセンブリーと呼ばれる集会が、全校あるいは学年ごとに行われる。日本の学校の朝礼のようなものだが、朝や昼など日時はまちまちだ。屋外で行われることはほとんどなく、整列して立ち並んだりもしない。「前へ倣え」などの号令ももちろん耳にしない。

子どもたちは、体育館やアセンブリーホールと呼ばれる屋内でしゃがんで参加し、教師からの伝達、学校内外で活躍した生徒の表彰、生徒たちのパフォーマンスなどが行われる。