絵本・漫画 漫画 猫 2021.05.12 【マンガ】退屈そうな飼い主に、飼い猫ななちからプレゼント おしゃべりななち 【第11回】 北野 はるた 笑って泣ける、愛しい日常。 ・本能と煩悩は止められない ・ななち、まさかの「犬」疑惑 ・海ってナニ? ・黒ネコになりたい! 「ななちのおしゃべり」、たっぷり収録。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 笑って泣ける、愛しい日常。おてんば猫とかぁちゃんの、ほのぼの&ドタバタライフ! 北野はるた氏のマンガ『おしゃべりななち』より一部を編集・抜粋して紹介します。 雨の日のプレゼント
小説 『曽我兄弟より熱を込めて』 【最終回】 坂口 螢火 用意した死に装束を、我が子に着せる。まだこんなに小さいのに、斬首だなんて…私が身代わりになって死にたい! 青天の霹靂とは、まさにこのこと。聞いた母の驚きは尋常のものではない。「エ――エッ! 何と、何とおっしゃいます!」声さえ別人のごとく裏返って、「厭です! 厭です! 渡しません、断じて……」絶望的な悲鳴を上げ、曽我太郎に取りすがって泣きわめいた。その母の絶叫に驚いて、一萬と箱王が「母上! いかがなさいました」と座敷に駆け込んでくる。「オオ――一萬、箱王」母は無我夢中で二人を左右にかき抱くと、黒髪を振…
小説 『アントライユ』 【第3回】 鈴木 恋奈 彼の父親と私の母が不倫。親族双方殴り合いの大事件になった。だが、彼の母親は「慰謝料は要らないから」とだけ言って姿を消し… 【前回の記事を読む】彼にピアスが増えたら、私は自分の耳にも印をつけて、ニードルを取り出す…「痛い痛い!」それでも彼とお揃いがよかった私たちは新潟県の外れにある小さな町で育った。私は、ボロボロのアパートで生まれた。母親の稼ぎが少なく、泣く泣く住んでいた。幼少期に千春がそのアパートの隣の部屋に引っ越してきたのだ。千春の母親の後ろに隠れる彼の光る涙は私の心を潤した。今でも鮮明に思い出せる。彼の目は女の…