俳句・短歌 短歌 自由律 2021.05.08 句集「愛のままで咲く」より三句 愛のままで咲く 【第41回】 馬場 美那子 “こぼれる愛 からめた指の すき間から” 十七音に込められた、愛と感謝の川柳句集 母へ、恋しい君へ、愛犬へ、かけがえのない日常へ。やさしく、時に激しい愛の詩。 5章からなる川柳句集を連載にてお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 あの人を奪おう夜叉になってさあ もがいても叶わぬ恋の蟻地獄 待つという忍耐愛の深さかな
エッセイ 『Re:start[人気連載ピックアップ]』 【第10回】 森 亜美 服も体も、真っ黒こげで病院に運ばれた私。「あれが奥さんです」と告げられた夫は、私が誰なのか判断がつかなかった 【前回の記事を読む】信号無視の車が突っ込み、乗っていた車が炎上。後部座席にいた娘だけが救出された事故後すぐに私は、ドクターヘリで火傷治療に強いと言われる某大学病院の救急救命の集中治療室(EICU)に搬送されました。もう1人の方は救急車で別の病院へ運ばれたと聞きました。ぶつかる瞬間の記憶は全てなく、今でも事故前後のことは思い出せません。着ていた服はまっ黒焦げになっていたみたいで、頭も火傷していた為…
小説 『ガッキーとグッキー 不思議な木箱』 【第7回】 芝 くりむ 「赤字になっている!?」見積書の計算ミスだった。給料を支払うお金が無い…貯金を全て引き出しても足りなかった 【前回記事を読む】宮大工になったのは明確な理由があった。毎日鉄拳が飛び、激しい言葉を浴びせる父親のいる家族で育った彼は...大工の棟梁の家に転がり込んだ。棟梁の家ではリウマチを患っている奥様が家事を一手に引き受けていたこともあり、家事や力仕事をこなせる創一を温かく迎え入れた。技を惜しみなく伝授する棟梁は、日常のさりげない気遣いもあり、創一はワクワクして棟梁の一番弟子を目指した。何より、創一のでき…