そして、グループ毎に優先度、緊急度を考慮して、アクションの絞り込みを行う。

絞り込みを行う際に絶対に忘れてはいけないのは、やらなければ現在あるいは将来に負の影響が想定されるものは、絶対アクションアイテム。

優先度は低いが、時間をかけてじっくり取り組んでおくようなものは、できる限りやるアクションアイテムというように区別をつけることである。

この区別はご自身の組織の考えが重要で、何か重要な基準に基づき区別をつけることである。

例えば、具体的な実行中のプロジェクトや事例を使って、色々な問題や課題をリスト化する。その中には現行のプロセスに修正プログラムを検討するアクションがあったり、仕組みを回すために管理できるスタッフを育成することであったり、さらなる効率化を検討するために情報処理プロセスを効率化したり情報共有プロセスを確立したり、工夫は星の数ほどある。

その工夫を考えるために、自分の組織の役割として重要な専門性を高める、情報マネジメントを徹底する、分析・評価のためのテクニカルスキルを磨くという行動が常に必要になる。

目標だけ考えて、後はグループメンバーが結果報告に来るのを踏ん反り返って待っているだけでは、管理職の役目を果たしたとは言えない。