エッセイ 芸術 2021.03.10 「今を大切に 君の人生だよ」より「武者小路実篤」 今を大切に 君の人生だよ 【第7回】 青山 珪香 あらたな書芸術を模索しつづける書家からのメッセージ こんな時代だからこそ、ぬくもりのある言葉を―― 時代がどんなに進んでも、心に届くのは人のあたたかみ。 わかる。感じる。励まされる。 70年近い書人生のなかで、「だれもが読めて心に響く書のものを」との思いから、 多くを自作の文で制作してきた書家による作品集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 星 星は最古の文字の甲骨文 (武者小路実篤)
エッセイ 『えつの大きなひとりごと。』 【第3回】 えつ 下校中、突然ぬかるんだ田んぼに突き落とされた……さっきまで笑顔で「一緒に帰ろ!」と言ってくれた彼女が、同じ人物とは思えず…… 【前回の記事を読む】おばあちゃんは、お化粧をして眠ったように綺麗だった。足袋を履かせる時、冷たくて重くて、硬くてまるで大きな人形みたいで…白いラインの入った黒のセーラー服の袖に腕を通して、結んだ白いリボンが胸元にふわりと揺れる。中学校は二つの小学校が合わさって7クラスもあったんだ。もちろん知った顔もあるけど、同じ制服に身を包んだ半数は知らない人。校則もありルールも増えたけど、私の世界はぐんと広が…
小説 『スタンド・ラヴ』 【第8回】 惣才 翼 県予選決勝、1-0の場面…フリーキックを任されたのは、キャプテンだった。大学入試も懸かった一蹴は、ゴールを大きく越えて…… 【前回の記事を読む】試合終了間際、ノーマークで走り込んだ瞬間「バギバギッ」と不気味な音が鳴り響いた――相手のスパイクが自分の胸に直撃し……丁度、明るい太陽の下から急に暗い部屋に入った時のように、黄色い大きなドーナツ状の光の輪が三つも四つも重なり、目前の味方と敵が現れては消え、消えては現れる。もちろんスタンドの佳緒里を見つけることはできない。恭平は、例の『下唇を噛み』『眉間に皺を寄せ』『目を細める…