我々人間界には絶えることのない争いが存在しています。争いが生じる主な根源には、1.人種・民族の差別、2.宗教の存在、そして3.主権国家の存在、の三大根源があります。これらがなぜ争いを創造するのか、そしてどうすれば人間界から争いを追放することができるのかについて思いをめぐらします。

科学の厄災化

②通常兵器の歴史と未来、そして廃絶

それは、核兵器に限らず、通常兵器も全て人間界から排除すべしということです。

愚かな連鎖により、新兵器開発合戦から生じる強力な兵器は、世界大戦でなくとも、世界のいたるところに存在する紛争から生じる局地戦に使用されれば、敵味方共に甚大な被害を受けることはもとより、人間界に悲惨と不幸をもたらします。

そして、兵器の開発合戦からは、もう既にその近くに到達しているのかもしれませんが、核兵器に勝るとも劣らない兵器が、特に人工知能を悪用して、開発されることが予想されます。

その時、その使用が人類の滅亡に直結するとすれば、その兵器は結局使用できず、核兵器のように廃絶しなければならないことになります。

つまり、科学技術の発達により出現した強力な兵器は人道に悖り人類の滅亡に迄つながりかねないことになることは言うに及ばず、それにより他国に対して優位に立つことはできなくなった以上、兵器の開発合戦は軍事的にも意味はなくなり無益を実践しているにすぎないことになっています。

科学の発達は、我々が歴史始まって以来踏襲して来た戦争行為により自国に益をもたらせるなどの妄想はもう潔く捨て去ることをうながし、科学を人間の幸福のみに使用するための精神文明の向上を図り、人類が宇宙に冠たる知的生命体に進化する機会を提供してくれているのかもしれません。

忘れてならないことは、現在に於ける通常兵器のみの戦争でも世界大戦を徹底して戦えば、人類の文明は破壊され人類滅亡につながりかねないことは前述した通りです。

兵器はもう我々人間界から全て排除・消去しなければなりません。ところで、以上は兵器の排除を兵器に限った議論の中で論じて来たものですが、実は兵器を云々するよりも自動的に兵器がなくなるという世界があります。