（3）社会のスピード

インターネットや携帯電話の普及、交通網の整備などで、社会の流れが急速に速くなりました。それもとどまることを知らないように、技術はあらゆるところで進んでいます。大学や会社では基礎的な学習が増えている上に新しい情報が増え、私ものんびりしていられないと思ってしまいます。

仕事では効率的にこなせるようになった分、その密度は濃くなり、数十年前に比べて同一時間にこなすことが出来る仕事量は飛躍的に増えているはずです。にもかかわらず、仕事時間は変わっていないのではないでしょうか。時間当たりの消費エネルギーは増えているはずで、疲労もより多く蓄積していくことでしょう。

概して大人の慢性的なかゆみで、疲労時に悪化する方は少なくありません。しかし、かゆみで体がつらいからといっても、周りは進むことをやめてはくれません。

これは先行きの不安をあおります。解決の難しい問題だと思います。私自身も大学時代は、テストの前や大切なイベントの前に悪化することがよくありました。どうしても夜遅くまで作業をしたり、強いストレスがかかったりすると、肉体的精神的に疲労がたまるのか、強いかゆみに襲われました。

体調を崩して日常の生活に制限が出来ると、仕事量が減ってくるので、自ずと後々負担にもなります。今後ますますそのスピードに拍車がかかってくると思われます。どこかでブレーキを掛ける必要に迫られるような気がします。