ある法事の際
ある法事の際 お坊さんが
「親死に 子死に 孫死に」という言葉を
説明なしに お話の最後におっしゃったことを思いだした
今この言葉を思いだし
「順序良く 家族が旅立つことが 家族の幸せにつながる」ことだ
ということがわかった
かあさんを送ることができた私たちは幸せなのだと
かあさんだって一人の人として
他の人といさかいがあったかもしれない
何でも仕切って うるさいと思われたかもしれない
でも 人に良く思われたいとか
ずるく生きようとか
心にやましさがなかった
うるさくてもいい きつくてもいい
あの かあさんの元気な聲が聴きたい
「あんた誰だっけ
悟ちゃんかい
誠ちゃんかい 大きくなったね」
子供四人 孫が六人 ひ孫が九人
よく名前を間違えていた
最後のひ孫が元気で育っていることを知らずに
かあさんは逝った
皆で皆で 見送りたかった ありがとうの合掌を