俳句・短歌 短歌 自由律 2020.12.26 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第22回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ふらここや いくたび 青き 海に恋 遠ざかる 父の 風景 蛇泳ぐ 青大将 裏側 白き 別離あり
エッセイ 『227日後の奇跡[注目連載ピックアップ]』 【第4回】 細見 貴子 「あの黒柴も気になっていて…」と話すと、店員からの想定外の返事が――「あの柴犬は実は…」 【前回記事を読む】ペット禁止のタワマンでこっそり小型犬を飼っていた住人。ほかの住人にバレて、管理会社に“密告”された結果…抽選の結果は、なんと、まさかの「落選」だった。販売会社の担当者からの申し訳なさそうな電話に、私は決して感情的にならず、こう返した。「そうでしたか、すごく残念です。実はずっと以前、御社のマンションを購入したことがあるんです。その時は、なんと37倍の競争率で当選したんですよ! だ…
小説 『JANOBO 幻想のジパング』 【第7回】 田中 恒行 「日本語や技能はどうでもいい。10人欲しい」理事長が示した“採用基準”…しかし20人の外国人実習生を前に、先輩は一切迷わず即決した 早苗さんが実習生に日本語を熱心に教えている様子に、吉岡も次第に好感を持つようになってきた。夏のある日に吉岡は早苗さんの日本語勉強会に顔を出した。たまたま当日は町会の盆踊り大会の日でもあったので、早苗さんは浴衣姿だった。勉強会の後に実習生と盆踊り大会に行くとのことだった。彼女の姿があまりにも魅力的だったので、吉岡は思わず「一緒に写真を撮らせてもらってもいいですか」とおそるおそる尋ねた。「いいですよ…