俳句・短歌 短歌 自由律 2020.12.26 句集「曼珠沙華」より三句 句集 曼珠沙華 【第22回】 中津 篤明 「冬花火 亡び 行くもの 美しく」 儚く妖しくきらめく生と死、その刹那を自由律で詠う。 みずみずしさと退廃をあわせ持つ、自由律で生み出される188句。 86歳の著者が人生の集大成として編んだ渾身の俳句集を連載でお届けします。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ふらここや いくたび 青き 海に恋 遠ざかる 父の 風景 蛇泳ぐ 青大将 裏側 白き 別離あり
小説 『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[「バツ恋」人気御礼!武きき作品ピックアップ]』 【第26回】 武 さき,武 きき 元カノに触った手で触れられるのが嫌で、夫の手を振り払ってしまった。帰宅後、ドアを閉めると同時に激しくキスされ… 【前回記事を読む】「会いたかった、やり直したい」ホテルのロビーで夫と抱き合う女性は元カノだった。密着する女性の体越しに、夫と目が合い…私は納得したが……あの人を触った手で私に触れてほしくない。私って嫉妬している?「私の俊さんに触らないで」って……。会場に入って、五組のご夫婦が席に着いていた。挨拶をして私を紹介した。席に着いてしばらくしたら、手を握ろうとしたが私は嫌で払った。俊さん、私を見ているが…
小説 『岐路』 【第9回】 田中 建彦、田中 充恵 ある1月の午後、家に父の姿がなかった。今日は非番だったはずだが……何の用で城に行ったのか? 夕方になって父は… 【前回の記事を読む】「明け方から奇妙な町人が座り込んでおりまして…」話を聞くと、それは前に命を救った盗人だった小姓の徳三郎は殿の就封の供をして彦根に戻ったり、参勤のためにまた江戸に行ったりと、一年おきに彦根と江戸の間を行き来していた。父は徳三郎が小姓となって以降は江戸詰めが続いており彦根に戻ることはなかったが、その間父三郎左衛門は小納戸役から表用人となり、さらには城使役兼帯となり、幕府との折衝な…