ケアマネに相談し、デイサービスを利用することに

幻視は、深夜だけではなかった。日中も玄関先に置いてあるゴルフバッグを見て、
「男の人が座っている。恐い」
と言った。ゴルフバッグに大きな風呂敷を掛けて対応した。また、テーブルタップの白いコードを見て、
「ヘビが、動いている」
と言う。白いコードに床と同じ色の茶色のテープを巻いて床と同色にして対応した。

私は、睡眠不足に悩まされケアマネに相談した。その結果、私の体力の限界を心配しデイサービスに行かせることを勧められた。月、火、木、金と週4日間8時半~17時まで通所させることにした。

デイサービスは、送迎付きで施設に通い専門のスタッフにより食事や入浴等、日常生活の世話やゲームやレクリエーション活動を通じて機能訓練をしてもらえるところだ。そのお陰で、私は、精神的に解放されホッとした。

妻がいない日中は、家事も昼寝も妻を気にすることなくできたので、体力と疲労回復に役に立った。ケアマネに心から感謝した。

妻は、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症を併発していたので、その症状から、ケアマネと医師の申請によって、2016年3月「要介護3」の認定を受けた。