【前回の記事を読む】元看護師の妻が指定難病・パーキンソン病に…症状が進行した結果、幻視・妄想・思いもよらない行動が日常になっていき……

第1部 発症してからの日々

第2章 医療と介護の始まり

⑧玄関の外のリフト

我が家は玄関のたたきの高さと道路の高さの違いが1mほどあります。道と玄関の入口との距離は5mほどなので、ここをスロープ状の通路にすると、傾斜が急すぎて車いすでの移動ができません。

そこで、ここに上下1m移動できるリフトを設置して、車いすで問題なく移動できるようにしました。耐加重は150kgで、車いすに乗っている者と車いすを操作する者が一緒に乗ることができ大変重宝しました。

電動で操作は簡単。リフトを設置する前は三段の階段だったので、踏み外しての怪我の心配をしなくても良くなって、安心感が格段に上がったのは想像以上でした。

⑨訪問歯科医療

長野にある歯科大学病院の現役のベテラン先生に診療していただくことのできるご縁があって、パーキンソン病に罹患する前から家族ともども、歯科は長野が当たり前になっていました。

わざわざ長野まで? どうして? との声も聞こえないではなかったのですが、歯のメンテナンス以外に、長野は岐阜に近い、往復の道には景色はもちろんのこと、季節の野菜や果物等田舎育ちの我々にとっては魅力がいっぱいあって、長い道のりは何の苦にもなりませんでした。

パーキンソン病に罹患して薬を飲めば普通の生活ができた間は、年間を通じて中央高速のお世話になりました。長野へのドライブは妻が大変楽しみにしていたことのひとつでした。

症状が進んできてこれができなくなり、ケアマネージャーの紹介で訪問歯科医療専門の“ひまわり歯科”のご厄介になるようになりました。

症状の急変や体調が良くない時の予約日の変更などにも対応していただけて大変助かりました。