第3章 地ケア病棟開設
開設基準
地ケア病棟の施設基準を次に示す。自宅等への移行実績(6月以内に7割退院)とかかりつけ精神科医機能がポイントである。
1 多職種の重点的な配置について
当院の場合、精神科急性期治療病棟入院料1を算定している病棟からの転換のため、看護職の補充は必要がなかったが、作業療法士(以下、OT)、精神保健福祉士(以下、MHSW)又は公認心理師(以下、CPP)については、「当該病棟に日勤時間帯においてOT、MHSW又はCPPが1人以上配置されており、必要に応じて当該病棟の入院患者に作業療法、相談支援又は心理支援を提供できる体制を有していればよい」とされているため、リハビリ課と相談してOTを休日配置できるようにした。
2 地域定着も含めた退院支援について
精神科入退院支援加算は、「精神病床に入院する患者に対して、入院早期から包括的支援マネージメントに基づく入退院支援を行った場合の評価」である。
人員配置に関しては、当院の地域医療連携課(入退院支援部門)に看護師が配置されていなかったため、正看護師を他部署から異動させて対応した。
MHSWは地域医療連携課と各病棟に配置されていたため、MHSWの補充は必要がなかった。実務に関しては、当院の場合、予約入院が多いためあらかじめ必要な書類は作成されており、入院時に医師が患者・家族に治療について説明が終わるとすぐ看護師、MHSWが患者・家族と面談してスムースに退院支援計画の作成を開始することができた。
また、3ヵ月に1回のカンファレンス実施は以前より行っていたため、スタッフの負担になることはなかった。
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