【前回の記事を読む】墓終いで骨壺を取り出すと、祖母の骨壺だけ水がまったく入っていなかった。私は「迎えを待っていたしるし」と思い、遺骨を沖縄の洗骨屋へ送り…

第二章 母と祖父母

「出せなかった両親への手紙」

お父さん

わたしが「ごめんね」といったら「すまんな」と返してくれましたか

いちばん多感な時期をあなたと過ごせずさみしかった

私の成人式忘れていたよね

晴れ着を着たかったわけじゃないけど「おめでとう」の言葉ぐらいはほしかったな

お母さん

わたしが「ありがとう」といったら「ありがとうね」と返してくれましたか

元気だったころ祖父母と父に怯えているあなたが哀れでした

人間って話し合えると思います

家族ってもっとわかり合えなくちゃと思います

過去には時間は戻らないけど笑って「ありがとう」といえる人になります

先祖に感謝します

私を産んでくれてありがとうございました