南極・北極撮影旅行

南極編:知床でバックに流氷が写り込むような状況でのクリオネ撮影後、同様の状況でペンギンとクジラの写真を撮影したくなり、南極ツアーに参加した。

アルゼンチンの南端のウシュアイアに集合し、そこから、船で2日間半かけて南極大陸に向かう。100名近い参加者の中で、日本人の参加者は私一人。南極では訪れる観光客に対し、12ヵ国で国際ルールを設定していた。

ペンギン

例えば、ペンギン、アザラシ等にストレスを与えないように、彼らと常に5m以上の距離を保つこと、大声を張り上げない、彼らが歩いている前を遮らない、彼らを驚かすような行動を取らない等の厳格ルールを表示していた。そのルールのおかげで、彼らは人間を恐れることなく人間に接するようになっていた。

氷河の大きさには、ただただ圧倒されるばかりであった。船が氷河の間を進行中、ちょうどデッキでバイキングランチ中だった私は、船が動いているのではなく、氷河が船の周囲を走馬灯のように流れていくような錯覚を覚えたほどだった。

客船

南極の気温はマイナス2度から2度前後を推移したものの、風がない日が多かったため、寒さをほとんど感じず、北海道でスキーをしていた方が寒かった。寒さ対策のために、使い捨てカイロ、防寒服はほとんど使わずじまいであった。

12日間のツアー中、毎回全員揃って食事をとるので、色々な国の人(20ヵ国)との会話を楽しんだ。船から南極の海に飛び込むイベントがあり、このイベントにはツアー参加者のうち3割近くが参加するという人気のイベントで、もちろん私も参加。

何かあった時のために、お腹にベルトをし、スタッフがロープを握りしめる状況で私たちは海に飛び込むのだが、脂肪層が厚く保温効果に問題がないような体型のスイマーも、いざ飛び込んだと思ったら、すぐに水面から上がってギブアップしていた。

一方、私というと、父親が新潟県代表の水泳選手だった。あの古橋選手と同じレースに出たこともあるんだぞ、と聞かされたものだった。

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

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