【前回の記事を読む】彼氏に肩から顔、唇へと順番に触れられた…「じゃあ…ここはどう?」と何度も確認されながら、指を入れられて……

バニーガールの夜

4 やっぱり丁寧すぎる彼氏の話

 

パジャマでなくても動きやすい部屋着とかでよいのでは、と私は意見してみたが、彼としては是が非でもパジャマを用意したいのだという。

「ガラの希望だけ聞いとくわ」

えっと、ガラって、模様のことだよね。水玉模様とか?

「猫のガラはどうや?」

「いいんじゃない?」

「花柄は?」

「かわいいのでは?」

「ほんなら猫柄か花柄な」

「猫、好きだよね」

犬柄とかを候補に出さないし。

もしかすると犬はあまり好きではないのだろうか、この人。

機会があったら聞いてみたい。

彼はまだ腕組みをして首をひねっている。

「好きな色は?」

「青色だったら大体は好き。スカイブルーでも、マリンブルーでも。青に少し黄色味が混ざっているっていうのか、緑がかっているなら、もっと好きかな」

「へえ、なんかいいな。空のような青とか、海のように深い青とか、大人な雰囲気で。分かった、考えとく」

そんな会話をした数日後、彼が用意してくれたのは猫のキャラクターの模様のパジャマだった。パジャマの布地の色は、白とピンク色に見える。

海のように深い青の話は一体どこに消えたのか。

「下に何も着ずにこれを着てくれたらうれしい」

彼にそう言われて私はまばたきをした。

「何も着ずに?」

「今、生理中で無理とか?」

「ううん、違う」

私が生理中でないことを彼が知らないはずもないのだけれど。もしかすると、私が断りやすい逃げ道の口実を、彼のほうから言ってくれているのかもしれない。