【前回の記事を読む新しいコップ、新しいタオル、新しいスリッパ…兄の結婚相手と会う前から、実家には彼女の居場所ができていた…いざ顔を合わせると………
5 「一番幸せになってほしい人 〜時が止まった編 福涙〜」
『そうか……ここまで兄が優しくて穏やかで平和なベールに包まれていたのは、隣にはるちゃんの存在があったからなんだね』と、心底思った。
心がどうしようもなく温かい。素直に祝福できた。嬉しかった。ありがとう。本当に、ありがとうね。そして、おめでとう。本当に、おめでとう。
その後二人は入籍をし、夫婦となった。
月日は流れ、結婚して6年が経った。
その間にも変化があった。父がこんなにオモチャ屋に行くなんて。
母は『ばぁば』と呼んでもらい、とても嬉しそう。私も、こんなに自分の洋服より、子ども服を見る日が来るとは想像もしなかった。
新しい命はスクスクと育ち、沢山の癒やしを与えてくれている。
はるちゃんは、わが家を太陽のような光で照らしてくれ、笑顔という花を咲かせてくれた。
はるちゃん、改めて、生まれてくれてありがとう。兄と出会ってくれて、本当にありがとう。見ていて恥ずかしい時もあるけれど、はるちゃんと笑って過ごしている時間が、兄の一番の幸せみたいだから。これからも、末永くよろしくね!
PS.兄ちゃん
ずっと面倒を見てくれて、側に居てくれて、ありがとうね。
体調が良くなるよう、頑張り過ぎず、疲れたら休むから。
私の超スーパー負けず嫌いを分かってくれて、目標を定めたらゴールするま
で走り続ける事を止めない性格は、長所でもあり短所でもあった。
『上には上がいる』と、思い続けた事が裏目に出てしまった。
誰かと比べる必要なんて無かったんだよね。