苦手な相手、嫌いな相手がいる場合の対処方法がある。
それは相手を「リスペクト」することである。
そんなこと言ったって現在距離を置いている相手を急にリスペクトすることなんて正直難しい。リスペクトどころか、認めるなんてまずあり得ない。できれば絡みたくもない。
その通り。不可能である。そして不可能のままで良い。
ここで言うリスペクトは普通のリスペクトとは違う。
そのコツは「他人には他人の人生がある」と思うことである。
その相手とどんな間柄であっても、その関係性が近くても遠くても、大好きでも大嫌いでも。人間と人間が一心同体なんてことはあり得ない。その相手にはその相手の人生がある。その相手にはその相手にしか見えない世界が広がっていて、自分が見ている世界とは全く違う。
自分が見えている景色では綺麗だと思っていても、他人の目からしたら汚い景色かもしれない。
自分の常識では、恥ずかしいと思っていることも、他人は恥ずかしくないことなのかもしれない。
重要なのは他人を絶対に自分と同じだとは思わないこと。
「なぜこんな簡単なことができない?」
そんな気持ちをその相手に抱いたとしても、その行動はその相手にとっての「全力」なのだと思うこと。
自分にとって簡単なことでもその相手にとっては全力を出してもできないこと。そのためそれ以上を求めてはいけない。
なぜならばその行動はその相手の全力だから。できて当たり前と思えば思うほど理解ができなくなる。
「できるはずなのに」と期待をすればするほどできなかった時に悔しくなる。もし期待を裏切られる形になったとしても、当然その相手を責めてはいけない。
期待をすること自体が他人に対する押し付け行為である。他人の全力がそのレベルだと思えば、心では仕方ないと思えるようになる。期待をしなくなる。
人間はそれぞれの人生を全力で生きている。お互いが求め合わず、好きに全力で生きている。
そんな「イメージ」をする。他人の人生まで管理する必要もなければ、決して他人の人生に踏み入ってはいけない。
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