第2話 【成長を止める「まぁまぁ」の一言】

人は皆、母親のお腹から「オギャーッ」と産声をあげて、この世に誕生します。

最初はみんな同じ赤ちゃん。だけど不思議なもので、日一日と成長していくうちに、少しずつ「個」としての思考や感情が芽生え、性格も、気質も、癖も、まるで違う人間になっていきます。

好きな遊び、好きな食べ物、得意なこと、苦手なこと。似ている人はいても、まったく同じ人間なんて、この世に二人といません。

人の数だけ、人生の形がある。だからおもしろいんですよね。

―それって、めちゃくちゃ可能性も無限大ってことですよね。夢と希望が溢れています。あなたの子どもの頃を思い出してみてください。

勉強が得意な子。運動が抜群にできる子。実験や研究が好きな子。絵や音楽に夢中な子。読書は苦手だけど、人を笑わせるのが上手な子。子どもの頃のあなたは、どんなタイプでしたか?

そして今は、どんなタイプの大人になっていますか?

ではここで、少しだけ胸に手を当てて考えてみてほしいのです。

「好きなのに、なぜかうまくできないこと」

「頑張っているのに、成果が出ないこと」

「本当はもっとやれる気がするのに、止まっていること」

……ありませんか? もし、それが少しずつでもできるようになったら。もし、目に見える成果が出るようになったら。

それって、めちゃくちゃ嬉しいですよね。そして、確実に“自信”が生まれます。でも、多くの人はなんとなくできた瞬間に止まります。

「まぁまぁやれるようになった」

「こんな感じでいいか」

―はい、ここで成長ストップです。なんて、もったいない。あなたは平均点で満足ですか?