「突然の訪問にご対応ありがとうございました。今日は御提案を頂きました事にお答えに参りました。じっくり提案書を拝見いたしました。素晴らしい提案書でした。
私ども、三階堂のお答えとしては、今回で契約解除をお願いしにまいりました。提案書にはお答え出来ません。十年もの長い間、お取引、ありがとうございました。
今後は急ぎ、次のお取引先を決めて頂き、ご連絡ください。後処理は担当が行います。本当にありがとうございました。お時間頂き、ありがとうございました。それでは」と席を立った時、ドアが開いた。
社長だ。
「山岡副社長、いらっしゃいませ。お迎えも出来ず、すみませんでした」
「おおー、ご無沙汰しております。どうしたんですか」
「今、聞いたんで、挨拶だけでもと思い」
「用件は終わりました。素晴らしい営業が居ますね。提案書が素晴らしかったです。今回、提案が弊社の希望に合わなくて、契約解除になりました。長い間、お世話になりました」
「……そうですか。残念です。良かったら、僕の部屋でお茶でもいかがでしょうか」
「ありがとうございます。次、予定が入っています。また、時間がある時にでも。失礼いたします」
社長が玄関まで送ってくれた。恐縮だ。
『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』の次回更新は8月31日(月)、20時の予定です。
▶この話の続きを読む
父さんが倒れて、そのまま息を引き取った。母さんは、「私の手を煩わすことなく、行っちゃった。父さんらしいわ」と泣いていた
▶『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』連載を最初から読む
42歳で離婚しバツイチに…。でも今が一番幸せ!——何歳になっても「運命の出会い」はやってくる。第二の人生、ときめき再スタート!
👉『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』連載記事一覧はこちら
ゴールドライフオンライン(GLO)は、表現者を応援するウェブメディアです。
生身の人間が紡ぐリアルな言葉だからこそ、読者の心を揺さぶる力があると確信しています。
あなたも、"表現者"になってみませんか?
ゴールドライフオンライン(GLO)編集部:glo_henshu@gentosha.co.jp