創造の方法2「印象」
イメージ~たとえるクリエイティブ

illustration : Katsuyuki Nakayama

感覚で「印象」を捉えるクリエイティブ

創造の方法1「調査」に続く2段階目のテーマは「印象」。1「調査」という段階では、言葉や数字や図表などのいわゆる情報を調べるといった物事を論理的に捉えて把握する「方法」を理解した。

この2「印象」は論理的ではなく感覚的にイメージを捉える段階である。後に取り組む「企画」や「設計」がクリエイティブの核心だとすると、そのはるか以前に、イメージを膨らませる段階なのだ。

言葉や数字や図表などの情報を正確に理解することはむろん重要なことだが、論理的ではない漠然としたイメージを想い浮かべて共有することもまた、クリエイティブを成すための大事な準備なのである。

この場合のイメージとは、必ずしも一足飛びに完成形をイメージするものではなく、クリエイティブのゴールへ至るための断片やヒントになるかもしれない、小さなイメージの断片を集めて想い浮かべることであって構わない。

事業開発、商品企画、情報設計、地域創造など、あらゆるクリエイティブな仕事にとっての初動期は、結果的にどのようなクリエイティブにまとまるのか、まだ誰にも何事も見えてはいない。けれども、それを事前に予測想像することはできる。

おおよその仕事がチームワークであることからも、このイメージを事前に共有することで、論理的ではない、むしろ感覚的な観点からゴールを予見すること、初動期にどれだけみんなが異なることをイメージしているのかを確認し合っておくことこそが重要なのだ。

おそらくこうなるだろうと結果を決めつけず、あらゆる可能性を大事にしつつ、理想的な最良のゴールをイメージするのだ。

 

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