さらに聖東学院はミッションスクールである。即ち、キリスト教主義の学校だ。

キリスト教主義の学校には、カトリック系の学校とプロテスタント系の学校があるが、聖東学院はプロテスタント校である。一般的にカトリック系の学校は儀式や形式を重んじ、規則に厳格であるのに対し、プロテスタント系の学校は個性と自主性を重んじ、のびのびと育てる自由な校風がある。

聖東学院の教育方針は、聖書に基づく考えを母体としており、具体的な校則などは一切ない。とても自由な校風である。制服は存在するが、ジャケットの代わりに他の洋服を着用することも認められており、服装はかなり自由だ。

また、登校用の指定の学生カバンもなく、生徒が自由に選択できることになっている。ただ、学校のロゴの入ったカバンも販売はしており、実際生徒の間ではかなり人気があるのは皮肉と言えるかもしれない。

自由に選べと言われると逆に何を選んで良いか分からない生徒や、町に出かける際に自分がどこの学校の生徒か周りに気づかれたい、自己顕示欲の強い生徒などは、あえて学校のロゴの入ったカバンを持ち、そのステータスを誇らしげに町を闊歩するというのも生徒の中で流行っていた。また、親にせがまれ、自宅に飾っている生徒もいる。

 

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