***

「ねえDat、Marlonはまだ来ないのかしら? 事故に遭ったのかもしれないわ」

落ち着かない様子でリビングからキッチンにいるDatに近寄り、顔を覗き込むLisaは泣き出しそう。

「大丈夫よ、Lisa。Marlonのお母さんに電話したら、もう家を出たって言っていたからもうすぐ来るわよ。きっとPotterさん家のDavyと遊んでるのよ。安心しなさい」

DatがLisaの肩を優しく抱く。するとドアから小さなノックの音が3回。Billが眠りから覚めたように目を大きく開けた。

「おっ! どうやら小さな王子様が来たようだな」

Lisaが目を輝かせBillの元に駆け寄った。

「Marlonだわ! 私が迎えて良いかしら?」

Billが微笑んで小さく頷く。Lisaは玄関の鏡に映る自分の浴衣姿を、前と後ろを確かめるように見てから襟元を撫で、背筋を伸ばしてからドアに手を掛けた。

***

試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。

 

👉『~ to Lisa 僕は君を愛しています from Marlon ~』連載記事一覧はこちら

【イチオシ記事】熱いキスをすると彼女の頬が染まり、どきどきしているのが伝わってきた。僕は激しく、優しく彼女を抱いて…

【注目記事】気が付くと既婚者の女性と2人きりで飲んでいた。記憶はないが、そのままホテルに行ったらしく…

 

ゴールドライフオンラインは、表現者を応援するウェブメディアです。
生身の人間が紡ぐリアルな言葉だからこそ、読者の心を揺さぶる力があると確信しています。
あなたも、"表現者"になってみませんか?
ゴールドライフオンライン編集部:glo_henshu@gentosha.co.jp