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「ねえDat、Marlonはまだ来ないのかしら? 事故に遭ったのかもしれないわ」
落ち着かない様子でリビングからキッチンにいるDatに近寄り、顔を覗き込むLisaは泣き出しそう。
「大丈夫よ、Lisa。Marlonのお母さんに電話したら、もう家を出たって言っていたからもうすぐ来るわよ。きっとPotterさん家のDavyと遊んでるのよ。安心しなさい」
DatがLisaの肩を優しく抱く。するとドアから小さなノックの音が3回。Billが眠りから覚めたように目を大きく開けた。
「おっ! どうやら小さな王子様が来たようだな」
Lisaが目を輝かせBillの元に駆け寄った。
「Marlonだわ! 私が迎えて良いかしら?」
Billが微笑んで小さく頷く。Lisaは玄関の鏡に映る自分の浴衣姿を、前と後ろを確かめるように見てから襟元を撫で、背筋を伸ばしてからドアに手を掛けた。
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試し読み連載は今回で最終回です。ご愛読ありがとうございました。
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