⑥介護日誌

経過年8年までは、何かあった際にメモを残す程度の記録が主なものでしたが、経過年9年からは毎日日誌をつけることにし、手元に保管された日誌はB5のノート11冊になりました。

必ず書いたことは、起床時間、就寝の時間、食事の時間、食事の様子、服薬の時間、服薬の様子、デイサービス施設への送迎の時間、シャワーの時間、トイレの様子などです。その他、幻視、妄想、思いもよらない行動は克明に記録しました。

特に中期以降の日によっての体調変化、幻視、妄想、思いもよらない行動の変化は、次に同じような場面に遭遇した時の参考になるので克明に記録しました。

ただ、病気に罹患する前の状態と比較してマイナスと捉えられる事象に目がいってしまい、日誌全体を通して見直してみると、欠点指摘型に若干片寄っていたことが分かり、もう遅いのですが反省材料です。

全体を通して見ると、比較的何事もなかった時期、幻視、妄想、思いもよらない行動が激しかった時期には山や谷があり、一方的に悪化の傾向ではなかったことがはっきり分かりますが、トイレ事情は悪化の傾向が見られました。また、薬の服薬拒否が新たに出てきました。

この日誌だけを見ると、書かれていることが全てのように捉えてしまいがちですが、通常から突出したことのみが書かれていることは見逃してはならない観点で、何事もなく平穏に過ごせた時間の方が多かったのはもちろんです。

⑦幻視、妄想、思いもよらない行動

1 幻視

実際にはない物が、あたかもあるように見える幻覚のことです。

2 妄想

実体がなく、他の人には認識できないことを、あると信じて疑わないことで、錯覚とは違います。被害妄想のようにマイナス面で捉えられているものが多いのですが、プラス面で捉えて楽しい空想の世界を創出しているように見えることもあるということを経験しました。

3 思いもよらない行動

幻視、妄想とも違う理解できない行動です。幻視、妄想は架空の空間でのことですが、実際に手足を動かして物を動かしたり壊したりすることがありました。

 

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