第一部 介護という職業

セカンドキャリア 介護のしごと

朝日新聞の一面を使って厚生労働省が広告特集を出していた。

「人生一〇〇年時代の新・セカンドキャリア あなたもできる、介護のしごと」である。

私が驚いたのは、その紙面に印刷された大きな、というよりデッカイ文字である。今まで目にしてきた新聞でこんなデッカイ文字は見たことがない。

私がこう書くより実際の大きさが読者に伝わるように、私はその文字の大きさを測った。横2・5センチ、縦2・7センチである。この文字の大きさに厚生労働省の「介護の現状」の切実さを見た思いであった。

その文面の一部を書き写してみよう。

社会福祉士(元NHKアナウンサー)内多勝康さん
NHK在職中に「クローズアップ現代」で医療的ケア児の特集を担当したのをきっかけに定年後に備えて一念発起、社会福祉士の資格をとったという。

フリーアナウンサー、介護福祉士駒村多恵さん
実母の在宅介護の経験をもとに、介護をテーマにした執筆や講演活動も行っている。

社会福祉法人村山苑 理事長相原弘子さん
東村山市、国分寺市で介護保険事業、生活保護施設事業、保育事業、障害福祉サービス事業を行う計10施設を運営する村山苑の理事長として現場の管理を担う。

これらの人たちが介護の現場状況、深刻な人員不足を述べていた。