序章
お金とは、人の心に大きな影響を与える存在です。
それは時に運であり、時に能力であり、そして、誰もが参加しなくては生きていけない「全員参加型のゲーム」。
世界で最も競争人口の多い競技といっても過言ではありません。
ただし、お金だけで人の価値は測れません。なかったら困るけど、だからと言ってそれだけじゃない、もっと難しくて複雑なものです。
僕が生まれた時、僕の家は貧しかった。
「生まれながらに与えられた平等は、死だけなのだろうか。なぜ、あの子と僕の家はこんなにも暮らしが違うのだろう?」。
子どもの頃の僕にとって、それは消えない疑問であり、大人になってからも、失敗だらけの人生の中で考え続けました。
気がつけば、失敗でしかほとんどの学びはなかったと思います。
「痛みを伴わない教訓には意義がない。人は何かの犠牲なしには何も得る事などできないのだから。しかしそれを乗り越え自分のものにした時・・・・・・・・人は何にも代えがたい鋼の心を手に入れるだろう」
鋼の錬金術師 エドワード・エルリック
(荒川弘『鋼の錬金術師』より)
僕はこの言葉に、とても共感します。お金はその時々で姿を変えます。
その本質を理解するために、時代を超えて語られてきた言葉をいくつか紹介します。
1.フランシス・ベーコン「お金は恐ろしく良い召使いであり、恐ろしく悪い主人でもある」
2.ジャン=ジャック・ルソー「お金は幸福を買えないが、不幸を和らげることはできる」
3.アラブのことわざ「貧しい者は金を欲しがり、金持ちは時間を欲しがる」
4.アルベルト・アインシュタイン「人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」
5.トルストイ「金は人間の心を映す鏡である」
6.ウィンストン・チャーチル「金を失うのは小さなこと、信用を失うのは大きなこと、勇気を失うのはすべてを失うことだ」
7.アリストテレス「人間の幸福は、快楽・財産・名誉からはもたらされない。なぜならそれらは、単に幸福を得るための手段であって、目的ではないからだ」
8.ヘンリー・フォード「お金は人を変えるのではなく、ただ正体を暴くだけだ」
9.フランシス・ベーコン「金銭は肥料のようなものであって、ばら撒かなければ役に立たない」
10.オスカー・ワイルド「若い時は、お金こそが人生で最も大切なものだと思っていた。今、年をとってみて、その通りだとわかった」
お金を稼ぐことは大変だけど、お金の使い方も学ぶべきだと思いませんか!?