【前回の記事を読む】「昔をなつかしく想うことも 未来に希望を抱くことも 自由なのに なぜ私は止まっているのかしら」17歳の詩から3篇

17歳から20歳後半までの詩 1967年~1979年

さようなら 美しき場所よ

以前にあった アカシヤの

白い房はなかった

わたしのわらべ歌は

もうそこにはなかった

あの緑でいっぱいの幸せは

すでに黒い枯れ木と化している

飛び散る鈴蘭のような

白い房は もう頬を撫ぜることがない

あぁ 幼き青春のひとこまよ

愛する友と夢を語りあった美しき場所よ

わたしは お前を

永遠なる扉の中に閉じ込めよう

わが心の青き湖の底に