午後三時頃コーヒータイムにジーナがくつろいでいた。

赤沢主任がジーナに尋ねた。

「ジーナ、君は日本国籍を持っているの?」

「私は母親がロシア人で父親が日本人です。日本で生まれたので日本国籍とロシア国籍の両方を持っています。二十二歳までにどちらかの国籍を選択しないと日本国籍を失います」

「将来、日本国籍を選ぶの?」

「まだ決めていないですが、実家のウラジオストクには、いとこや親類の同年代がいます。今の大学のクラスでもロシア人のボーイフレンドがいます。将来日本人と結婚するか、ロシア人と結婚するか、日本に定住するか、ロシアに住むかなどを見極めて国籍を決めます。ロシアは仕事が少なく、品物が豊かでないので、日本国籍にしようかと考えています」

「ロシアに帰ることがあるの?」

「二、三年ごとに、お正月に実家のおばあさんやいとこに会いに帰国します」

 

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