1965年、ビートルズは、エリザベス女王から功績を讃えられ MBE勲章を授与されましたが、ウィリアムズはそのニュースをテレビで見て、悔しさのあまり、思わずソファのクッションをテレビに投げつけたのです。
ただ、栄光はつかみ損ねたものの、彼がアマチュアだったビートルズをプロ・ミュージシャンとして通用するレヴェルにまで引き上げてくれたことには変わりありません。彼の功績は、もっと評価されて然るべきだと思います。
第2章 ビートルズのどこがすごいのか? What's so great about The Beatles?
①ミュージックビデオもスタジアムでのコンサートも!
ビートルズが始めたこれだけのこと
デビューしたばかりの彼らは、まさにアイドルでした。当時の男性は髪を短くしていましたが、彼らはマッシュルームカットと呼ばれるキノコのような長髪で登場し、世間をあっと驚かせたのです。
また、ロックバンドであるにもかかわらず、ステージではスタイリッシュなスーツを着て、1曲が終わるたびに客席に向かって深々とお辞儀をしていました。ロックはガラが悪いと思われていたイメージを一新し、一躍世界のスーパースターに上りつめたのです。
シングル、アルバムともチャート1位を何週間も独占しました。
中でも1964年4月4日、アメリカのビルボードのシングルチャートにおいて、1位から5位までを独占したのはとてつもない記録で、
2021年9月13日にドレイクが達成するまで誰もできませんでした。
彼らが行くところは、どこでも大勢のファンが殺到して大群衆となり、多数の警官隊が出動してまるで暴動が起きたかのような様相でした。コンサート会場ではファンが絶叫し、興奮のあまり失神する人も大勢いました。
彼らの登場は、社会現象となりました。核戦争の恐怖やケネディ大統領の暗殺など暗いニュースが続く中で、彼らは、世界中の人々に夢と希望を与えました。また、大人の考えに縛られていた若者たちに、自由に生きることを教えてくれたのです。
若者に夢と希望を与えた
ビートルズは、「ビートルマニア現象」と呼ばれる、それまでにはあり得なかった世界的規模のファンの熱狂を巻き起こしました。
彼らが現れるところにはどこでも、デモ隊のように何万人もの群衆が押しかけ警官隊が出動しました。
コンサートは、耳をつんざくファンの絶叫であふれ、失神する女性が続出しました。保守的な大人たちの価値観から解放された若者たちは、自由に考え、行動できるようになったのです。
ビートルズは、労働者階級の出身でありながら世界的スーパースターになりました。お金も身分もなくても、彼らは、自分で曲を制作し、レコードを売り、コンサートを開いて世界を征服したのです。
彼らは、「ワーキングクラス・ヒーロー(労働者階級の英雄)」と呼ばれ、若者たちの希望の星となりました。
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