(2)愛について考える
愛や幸福など言葉で表現するのは難しいものです。なぜなら愛や幸福は言葉ではないからです。
哲学は愛や幸福について考えます。哲学は(智への愛)という意味があるのです。智とは真理です。つまり哲学は真理を愛するという意味があるのです。「我おもう故に我あり」というデカルトの有名な言葉にあるように哲学は真理を愛し、深く考える学問です。
哲学は我という自分を基点にして他者も大切にできる真理を追究する学問です。哲学の意味であるところの智への愛は、人間への愛に通じます。なぜなら、哲学は深く人間について考える学問であるからです。
自らを愛する者が他者を愛することができると言われます。哲学は自他への愛を説く学問であると考えます。
(3)愛とは美しい心
皆さんは愛とは、何だと考えていますか? 私は、愛とは「美しい心」であると考えます。「美しい心」でなければ、それは、愛とは言えません。
自分の我欲や相手を支配しようという支配欲や欲望、独占欲は、その度合いが強過ぎると、自分の思い通りにならないときに相手を破壊しようという悪い心や行動を生みます。
それは、愛とは言えません。
愛には我欲や独占欲も含まれますが、適度であり、美しく正しいものでなければなりません。
恋愛感情を持ち、相手に告白したとします。相手には選ぶ権利があります。もしも、ふられた場合には仕方がありません。こだわることなく、次へ進みましょう。
その方は自分には、ふさわしくなかったのです。ほかにきっと自分にふさわしい方が出てきます。
愛とは「美しい心」であり、自分の幸福よりも相手の幸福を優先して考えることです。
運命の糸でつながれた人は、いつか自分の目の前に現れることでしょう。
人を好きになる心を磨きながら、美しく清らかに生きていきましょう。愛の心は美しく清らかに輝きます。