相続は“感情の問題”と“実務の問題”が同時に起きる
この事例は単なる法律や税務だけの問題ではないということに気づかされます。
家族という最も大切にしないといけない関係が土台にあり、いかに配慮できるかが重要なのです。
・“争族”を防ぐには、家族の気持ちに寄り添える専門家が必要
・実務だけでなく、心の橋渡しができる人が不可欠
・税理士や弁護士だけではカバーしきれない
「全体調整力」が問われる相続は、財産と気持ちが交錯する場面。だからこそ、専門家選びが大きく影響すると言えます。
家族の想いを汲み取り、全体を把握し、法律・税務・感情のすべてをつなぐ“相続のコーディネーター”がいかに必要であるかわかって頂けるのではないでしょうか。
この失敗をあなたの教訓に
40億円という財産があるにも拘わらず、家族の絆と健康を失ってしまったM家。
この事例は、“相続のリアルな現実”を私たちに知らしめてくれます。
「任せたのに失敗した」──こういうことは、誰にでも起こりうることなのです。
この事例の最大の教訓は「有名な専門家に任せれば安心」という考えが、いかに危ういかということです。
・相続の経験値が少ない銀行の遺言書作成により、多数の不動産が記載漏れとなった
・弁護士がMさん寄りに偏った進め方をし、妹さんの信頼関係を破壊した
・税理士は不動産評価を見直さず、1億円の節税機会を逃した
どれも「プロに任せていたはずなのに」と指摘せざるを得ない内容だと言えます。