フロントから私に連絡がきて、急いでロビーにいってご挨拶が終わると、「私も仕事柄、色々な有料老人ホームにいっていますが、このホームの雰囲気は他と違ってとてもいいですね」とにこにこしながら言うではありませんか。

多くは元裁判官で、お堅く、世間話などしないと思われている公証人が、任務以外のことをしゃべった! それも皆が避けがちな老人ホームのことを。

私は不意を突かれて驚きましたが、嬉しくて気持ちが弾んで、「そうなんです。このホームは最初に見学にきて、とても雰囲気がいいので一目で気に入って即、決めてしまったのです。他のホームには見学にいっていないのです」と得意げに答えたものです。

私は、老人ホームに入るにはまだ早いと思われる時期に、夫と共に2019年12月にこのホームに入居してきました。それから6年ほどたちます。その体験から、このホームの雰囲気の良さは、ホームの入居者の暮らしの中から醸し出されていると確信するようになりました。

まだ元気なうちに、このホームを気に入って入居してきた人たちが、老いを受け入れながら、平穏に暮らしている場だから、いい雰囲気になるということです。それを型破りの公証人の方が示唆してくれたのです。

このホームのような、元気なうちに入る「入居時自立型」で、その雰囲気がいい有料老人ホームはお勧めする価値があると思います。高齢者は「元気」と言っても、実情は要介護予備軍です。要介護になったら、自分では何もできず、もう遅いのです。

そのことを、老後の暮らしに不安を持ちながらも、老人ホームから逃げ腰になっている高齢者や、いずれ高齢者になる若い方々にお伝えしたいと思い、体験記を著すことにしました。

 

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