【前回の記事を読む】「ヴィテルボには美人が多い」という噂がある。身長の高さ、形の美しさといった外見だけでなく、“とある部分”が傑出している
4 トゥーシアの中心地 ヴィテルボへ
ヴィテルボ
衛生状態の悪い中世において、新鮮な水の確保は死活問題で、この点ヴィテルボは大変恵まれた街だったのであろう。
ヴィテルボといえば「教皇の街」であるが、一時は皇帝側についたこともあった。そのような歴史を踏まえて、毎年教皇派と皇帝派に分かれて争うイベント「ルディカ」が行われている。
また市内の教会に祀られている教皇は、ダンテの『神曲』において地獄に落とされている教皇ばかりである上に、旧市街にはダンテの教皇批判を紹介する案内板が誇らしげに設置されている。これらはヴィテルボという街の懐の深さなのか、単にイタリア人のダンテ好きのためなのかは分からない。
本日の踏破距離は約32km。ヴィテルボは美食の街としても有名で、踏破後にどこで夕食を取るか考えながら歩くのも励みになった。
街の中心にある噴水「フォンターナ・グランデ」。
現在の形に整備されたのは1212年。周囲は広場となっており、クリスマス前に訪れた際には、美しいポインセチアで彩られていた。
プリオーリ宮中庭の噴水。
1624年に着工。ヴィテルボの紋章として使われている椰子の木とライオンからなる優雅な噴水である。噴水の先からは、ヴィテルボ西側のパノラマが見渡せる。