【前回記事を読む】猫のために買ったお雛様。まだ3回しか飾れていない——でも、この子がこれを見る事は、もうないだろう。
悲しみの底で見つけたもの~猫さんが生きた八十九日間の記録
三月四日(火)
朝、下痢を一度した。食欲は低下しているが、飲水は良好だ。血尿は変わらず肉眼ではっきりと分かる。ソファの下に引きこもっている。
夕方、点滴をしてもらう。夜は家の中を歩き回っていた。活動量がアップし、カリカリも一食分の半分は食べていた。点滴後は元気な気がする。元気のないときは、脱水なのか? 飲水と点滴が多いせいか排尿も五回あった。
この日の食事量は150キロカロリー。水分は飲水250mlに点滴120mlの合計370ml。体重は4・70kg。
三月五日(水)
朝、パトロールがてら高所へと昇っていた。高い所にいると私も安心する。ジャンプ力が残っている証左だから。カリカリ食を少しずつ食べている。飲水は良好。血尿は続く。
左耳の内側に発赤と水疱あり。夕方病院で点滴してもらう時に一緒に診てもらうと「薬疹」の診断だった。食欲増進剤のミルタザピンの副作用らしい。これで食欲がついていたのに、困った。
人間だったらステロイド軟膏を塗布してもらう所だが、先生の指示は「毎日のミルタザピン塗る場所を変えて下さい」だった。食欲の事を考えると続けるしかなかった。この薬で命を繋いでいるのかもしれないのだから。
この日はソファ下にいる時間が減って窓辺にも登っていた。栄養は230キロカロリーで水分は飲水260mlに点滴120mlの合計380ml。体重4・68kg。
三月六日(木)
食事摂取は良好で、便が硬かった。下痢は止まったようだ。活動性は今ひとつだが、少しはウロウロしている。
私はこの日、横浜で仕事だったので猫さんの受診は妻にお願いした。体重は4・70kgだったという。この日の水分は飲水270mlに点滴120mlの合計390ml。栄養は280キロカロリーだった。