二人目は同い年の四十四歳、既婚だが子供がおらずダブルインカムなので比較的自由に遊ぶお金を使えるらしい。だが神経質そうでこちらのことを根掘り葉掘り聞いてくる。

「ハーフなの?」

「クォーターというらしいです」

「どことのクォーター?」

「母方の祖母がロシア人なんです」

「いつ頃離婚したの?」

「六年前です」

「どうして離婚したの?」

「性格の不一致です」

「聞いておいた方がいい性癖とかある? 攻めるのが好き? 攻められるのが好き?」

「相手に合わせます」

「希望額は?」

「え?」

「パパ活目的でしょ? ワンナイトどれくらいのサポートが欲しいの?」

「ああ……こんな歳なので贅沢は言わないです」

「一でどう?」

「……考えてみます(一じゃなぁ……)」

三人目は学会とかで東京に出張してきた地方の医師。五十三歳で少し太めのダブルのスーツ姿。新橋駅にほど近いホテルのイタリアンレストランに誘われた。ホテルのレストランと言ってもネットで調べてみるとそこはカジュアルな雰囲気で、仕事の帰りに友達とちょっと寄って憂さ晴らしして帰るような窯焼きピザが売りの場所なので、臆すること無く誘いに乗った。

次回更新は4月22日(水)、22時の予定です。

 

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