第2章 ヘルシンキからストックホルムへ
2・1 遂にペンフレンドに会う
ヘルシンキから大型のフェリーに乗り、ボスニア湾を南下してストックホルムへと向かう。
揺れなどはまったく感じず、靄がかかっていてほとんど水面しか見えないデッキから、何が現れるのかと待ち構えていた。
なぜかは分からないが、その時、ふと耳の中から中学生の時に聴いたことのあるザ・スプートニクスというスウェーデンの4人組のインストゥルメンタル・バンドが演奏する『霧のカレリア』という曲が聞こえてきたのである。
今、この曲について調べたところ、原曲はKareliaというタイトルで、1965年にリリースされた。
カレリアとはフィンランドの南東部からロシア北西部にかけて広がる地方の名称とのことであるが、複雑な歴史的背景と文化的特徴を持つ土地のようである。
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