5 無責任な民主主義より合理的な帝国主義の方がいい
ところで行政や有識者、また多くの管理士は管理組合の自立化を唱えますが、具体的な方策や手順には触れません。
区分所有法や管理規約を遵守する事を念仏のように唱えるだけでは管理組合の自立化は永遠に実現できません。
管理組合が管理会社に頼らざるを得ないキーワードは、管理会社を超えるだけの知見と力量を持った専門家が身近にいない点と管理会社の総合力です。
マンション管理に関する知識や経験もない私が一流のマンション管理の専門家になるには、管理会社に負けないくらいのマンション管理のバックヤードの充実を図らないと駄目でした。
ところがマンション管理士試験に合格した人はおかしな感覚と言うか常識を持っていて、業者と親しくなると癒着が生じるとか、管理組合から疑われるとか変な心配をします。
私が各種業者と親しくなるのは紹介手数料が目的ではありません。管理組合が必要とする業者を紹介するには経営者の理念とか経営方針を自分自身確認しないと心配だからです。
だから修繕業者とか設備業者の事務所を訪問し、社内の雰囲気や事務所のレイアウト等を観察します。
一方、1級建築士や管理会社の工事部等は業者を呼びつけ、時に接待を強要しますが、先ず自らが業者の事務所には足を運びません。
だから私の気軽さに業者はビックリし、段々と色々な話を教えてくれ、お互いが本音で語り合える関係が構築されてきます。
そのお陰で私は大規模修繕工事の設計管理方式の裏表、修繕業者の本音とニーズを訊く事ができ、設計管理方式と責任施工方式のメリット・デメリットを補完するシナジー方式を考案する事ができました。