【前回の記事を読む】これを体験してしまった候補者が、入会を断るケースは滅多にない。クラブ会員増強の勝ちパターン。それは一定の間…
6 「会員増強」をしよう
3 追加した会員増強手法の「実践編」
⑤ 入会候補者には、総じて「うちのクラブに相応しい人を……」となるが、一体どんな人が自クラブに相応しいのかを考えること。同時に周りから見た自クラブの「格」の評判を知ること
ある時、私にある友人が「相応しい」の言葉の使い方を教えてくれたことがあった。
「イタリアの高級車フェ○ーリにはどんな人が乗っていると思う?」
私は答えた。
「もちろん、お金持ちだろう」
「いや、お金の有無ではなくて、どんな人が似合うと思うか?」
「高級なスーツをバリッと着こなして、時計は○○、靴は○○ってところかな」
「そうだよな。それがイメージだよね。ジャージ着たサンダル履きの兄(にい)ちゃんでは決して似合わないよね?」
「フェ○ーリを扱うディーラーに行ったことがあるかい?」
「それはあるよ」
「そこの社員と、日本の大衆車○○のディーラーの社員の佇(たたず)まいを比較してみたことがあるかい?」
「一方の社員はまるでモデルか芸能人のように洗練されていて素敵だけど、片方は○○だよねえ」
「その差は、扱っている車の稀少性、価格、それを買いに来る顧客層の雰囲気から影響を受けた自己意識の違いでさ。悪いけれど、日本車ディーラーの社員とは『格』の違いを感じるよね。
できることならフェ○ーリの社員のように俺たちが憧れるカッコいい人から『お客様!』と持ち上げられて車を買いたいよねえ」
そうか、入会候補者にとってはクラブの「格(品位または格調)」(statusまたはrank)も、入会を決める際の大切な判断材料なのだ。
クラブの「格」を上げなければ、「うちのクラブに相応しい人」には入会してもらえない。
では、クラブの「格」を決めるものとは、一体何なのだろう?
おそらく、それは「現」会員の「品格」に尽きるのかもしれない。