いやいや、余計な事を言ってしまったね。君はその4人家族を怒鳴ったので、署で話を聞くよ。でも、確かに、今の現代人、俺を含めて、人間関係、稀薄になったな。逮捕。さぁ、行こう」

「そんな大きな声、出してましたか……。すいません。警察さん、身の上話、心に沁みました」

僕は連行される。

警察さんは隣に目をやり最後に言った。4人家族に言った。

「確かに、君たち家族よ。飯食う時くらい、ワイワイ話せよ。そして、親は子の表情を見よ。大人は、自分の弱さを子どもにさらけ出せ。子どもは親に感謝しろ。働くって、家事って、大変なんだぞ!!」

「警察さん、僕より怒鳴ってますよ……。早く警察署へ行きましょう」

なんで、俺が連行するのだよ。

世の中は変わった。誰彼に声をかける僕は、ガラパゴス化。
けど、こんなコミュニケーションおばけ、海を渡ります。

日常にある芯の思いを、真の声で話したい。
あなたのホントに触りたい。

フィジー旅日記

2004年8月18日(水) 旅前夜

キャリーケースは、ご飯ご飯、いやパンパン。小田君への土産も入れた。無論、下着の着替えも。フィジーの村で子どもたちと遊ぶ予定なので、野球のボールや大縄跳びも入れた。

でも、現地の子どもたちが全然乗ってこなかったらどうしよう。でも、もぉ、楽しみでしかないよ。いや、虚勢でした、ビビってます。

そうです、僕は明日より、海外旅に出ます。初の海外。フィジーに10泊。

JICA(国際協力機構)海外協力隊の土木技師でフィジーに住んでいる、日向高校ラグビー部同級生、小田輝史君を訪ねて。小田君についてはまた書くと思います。

彼がフィジーにいなかったら、この旅はない。一番の目的は「フィジーの小田君が橋を造った村に一人滞在をしよう」です。

これが凄いことかどうか僕にはわかりませんが、人に話すと、みんな一瞬、言葉を失います。でも、いいんです、行くのです。

僕の長所はビビりなのに、飛び込むことなんだな(笑)。

そろそろ、鱠(なます)、いや、寝ます。ノートと鉛筆持参です。できるだけ、旅日記を書こう。

 

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