この時、体の中では次のようなことが起こっています。まず、コルチゾールが不足することで低血糖になりやすくなります。そして、低血糖になるたびにアドレナリンが出て血糖値を上げようとします。

アドレナリンが出ると心拍数や血圧が上がり、全方位の危険をいち早くキャッチできるように集中力が高まり、ピンチを切り抜けられるよう体が準備を整えます。

そのため、頻繁に低血糖が起こると、アドレナリンも頻繁に分泌され、心も体も戦いモードの緊張状態になります。例えるなら、どんな襲撃がいつ来ても反応できるように気持ちが張り詰めている状態になります。

登校・出社することは、猛獣がいつ襲ってくるか分からないジャングルに入っていくような感覚です。学校では、門をくぐってからすぐに予想がつかないことが次々に起こります。

何気ない受け答えによって反感を買ったり、理不尽なことを言われたり、謂(いわ)れのない疑いをかけられたり、返答によってはスクールカーストの要因になったりする場合もあります。

咄嗟の判断で次々に対応して、受け答えや行動していく必要があります。場の空気を読み、気を利かせた会話が望まれます。帰宅後もSNS上での付き合いがあるかもしれません。

心と体がガチガチの緊張状態で、しかも頭がぼやっとしてしまう副腎疲労の状態だと、このような場所で次々に起こることをそつなくこなしていくのは難しくなります。

頭が働かない、気が回らない中、普通に学校生活の決まった日課をみんなとこなすために、間違いがないよう、粗相をしないように、全集中で気を張り巡らせています。何とかみんなに大きな遅れを取らないように一生懸命過ごしている状態なので、数時間いるだけでも非常に消耗します。