【前回記事を読む】“スーパーホルモン”が免疫力を上げる! 血圧の維持・低血糖予防など重要な働きをするが、ストレスが長期間続いてしまうと……

第一章 副腎疲労とは何か

副腎疲労のメカニズム

「鬼上司だよ(涙)」と思いながらも、歯を食いしばって副腎くんは頑張ります。終わりの見えない仕事が続く中、ある日、副腎くんは「こんな状態が続くなんてもう無理です(泣)」と限界を感じるようになりました。それでも仕事は途切れず、ずっと副腎くんに回ってきます。

「お前がやらなくて、誰ができるんだ!? 頑張れ!!」

鬼上司の「脳」の司令が続きます。疲労困憊の副腎くんは、もはやキャパオーバーです。そうなると、やり切れない仕事がたくさん残ってしまいます。

副腎くんは、ヒーヒー言いながら仕事をし続けましたが、とうとう「もう無理、動けないです(気絶・瀕死)」と倒れてしまい、ついには反応できなくなります。このような状態になると、次のようなことが起こります。

○ちょっとしたストレスにも耐えられない(キレやすくなる、気を遣う場所は避けたく
なる)

○低血糖が起こりやすくなる(だるさ、不安、頭痛、吐き気、キレやすくなる、落ち着かない、頭が回らないなど)

○炎症が起こりやすくなる(風邪にかかりやすく、治りづらい、鼻炎などが治りにくい)

○アレルギーが起こりやすくなる(アトピー性皮膚炎・喘息・花粉症)

○朝起きられなくなる

○夜、早く寝ようと思っても眠れない

これが、副腎疲労のメカニズムです。スーパーホルモンが担当する仕事が多過ぎて、スーパーホルモンの作用不足を起こす、もしくは、副腎と脳の連携が乱れてスーパーホルモンの産生が少なくなっている状態=「ストレス対応ホルモンの不足」により、登校・出社できないような症状が起きます。

精神的なストレスや体の負担となるようなストレスを長い間ずっと溜め込んだままでいると、心と体が常に緩くテンパっている状態になってしまいます。これは自分の気持ちで制御できないことです。