植物性のビタミンD2の生成過程には、紫外線(UVB)が関与する
ビタミンD2の生成過程には、紫外線(UVB)が関与します。天日干しシイタケのビタミンD含有量は生のシイタケの約30倍以上といわれています。日光の中の紫外線に当たることにより、ビタミンD2の含有量が著明に増加します。
しかし、商業的に流通している乾燥シイタケのほとんどは、熱風乾燥によって製造されています。この点も、自然(この場合は日光)から人間が少しずつ離れていっていることの表れです。
熱風乾燥シイタケには、ビタミンD2が少ない
「干しシイタケには、ビタミンDが豊富に含まれている」という知識は、みんな持っていますが、多くの商品は日光とは無関係に熱風で乾燥されています。熱風乾燥後に、紫外線照射または日光曝露という一手間をかけないとビタミンD2は増えません。
一部の熱風乾燥シイタケは、この紫外線照射または日光曝露処理により、ビタミンD2の含有量を高めています。「干しシイタケ」を購入するときは、ビタミンD2を高める処理がされているか、よく調べて入手する必要があります。
なお、都内で被験者の血清中のビタミンDが測定された際、ビタミンD2はほとんど検出されませんでした。現実には、「干しシイタケ」は、実効性のあるビタミンD2の補給源にはなっていないと考えられます。