【前回の記事を読む】東京の裏通りを歩く。下を向きながら歩いていたら、バッタリ遭遇した意外な人物とは?…
奇跡の贈り物~次元を超える絆の物語~
チッケは以前から、死んでからどうなるのかについて人が想像して頭で様々に考えていること、つまり霊魂や三途の川や死後の世界等だが、そういうものは何一つ物理的な根拠がないではないかと、全て一笑に付していた。
そういうものは意識があったりなかったりする死にそうな時に、レム睡眠時と同様に見た夢の光景のことを語っているんだとチッケは思う。
もっと面白い、科学的で且つ物理的な実験結果を伴う、事実なのに論理が追いつかない不可思議なことに興味があった。
チッケは人が意識して行動する前に、脳が動いているという実験結果があることを知っている。
例えば、家に帰ろうと一歩足を踏み出す0・5秒前に脳が動いている。つまり帰ろうと思う意識が発生する前に、帰る方向に歩き出そうとする脳の動きが既にあるということだ。
それは脳が物理的に動いてからその後に意識が発生し、その意識に従い人は行動しているということ。これはどういうことか?
人が一歩足を出す前に脳が動いているという事実、意識が生まれる前に脳が先に動くなんて普通の考え方とはあべこべでよくわからなくなる。
意識が生まれる前に、何故脳が動き出す? どうして?
美味しそうなものを見ると無意識に涎が出てしまい慌てる時と同じようなことだろうか。生物としての本能が意識よりも先に動き出すのだろうか。